全国の主要な植物園の動員実績と敷地規模および90分圏域の市場規模、周辺宿泊観光客数間における重相関分析から回帰モデル式を作成し、これに計画地の敷地規模および90分圏域の市場規模、周辺宿泊観光客数を代入して計画施設の動員数を推計した。
ただし、計画施設は「らん」に特化した施設であるため同モデル式でやはり「らん」に特化した「らんの里堂ケ島」の動員数を推計し、実際の動員数と推計値とのかい離率を「らん」の吸引インパクト係数として計画施設の推計動員数を補正した。
具体的には、まず、全国の主要な植物園の敷地1u当りの動員数(y)と敷地規模(T)および90分圏域の市場規模(S)、周辺宿泊観光客数(P)間における重相関分析から敷地1u当りの動員数を推計する回帰モデル式を作成し、それから計画地における敷地1u当りの動員数を推計する。次にその推計値に計画地の敷地規模を乗じて計画地における動員数を算出し、さらに上述の「らんの里堂ケ島」のデータによる「らん」のインパクト係数を乗じて「らん」に特化した計画施設の動員数を推計した。
なお、重相関分析の結果、敷地1u当りの動員数と敷地規模間は反比例の関係にあることが分かった。これは、敷地規模が大きいと敷地に対する施設密度が低くなるためであり、自然公園系の施設ではよくみられる傾向である。